青井夏海「星降る楽園でおやすみ」読了

ちょっと新規開拓したくなったので、今まで読んだ事のない方の本を読もう!と思い、こちらの本を手に取りました。

タイトルからすると、おだやかな話の本かと思いきや、保育園(広義の意味で)を舞台とした人間感情のどろどろなミステリーでびっくり。しかし、ミステリーと一概に言いきれないのは、その中で起きる様々な人間模様の恐ろしさを強く感じてしまったからです。

子供を人質として捉えられてしまっているのに、そこから浮かび上がる極限状態の親は子供の命よりも自分のエゴを剥き出しにしているようで、現代の子供の育てにくさまで感じてしまいました。人が追い詰められたときに起こす行動の悲惨な面を、何処か突き放したように描いているのが何とも言えず、読んでいていたたまれない気持ちになってしまいました。

最後まで読めば少しはすっきりしたものの、人間の醜い部分を強く出した作風は、個人的にはどうやら馴染めないものだったようです・・。

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